孤独の王(淡波亮作)を読み終えました。
ネタバレを含みそうなのでぼかして書きます。
最初の方の細やかな人間模様や成長を吹き飛ばす最後でした。
食事の描写が巧く、美味しそうでした。
人と人の衝突も多々ありましたが、そんなの関係ない最後で……
国守護という面白いアイテム(?)がキーだと思うのですが、それすらも最後は踏みにじる。
「ハッピーエンドじゃありません」と、淡波亮作さんに言われましたが、確かにハッピーエンドじゃない。
悪政を敷く王よりも辛い最後。
ハッピーエンドに飽きた方にはお勧めです。