岩波文庫のトルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇 (岩波文庫) を読みました。
岩波文庫、電子書籍展開まだかなぁ……なったら本棚がかなり整理できるのだが……
この本、薄い(189P)ですが内容は濃いです。
キリスト教に抵抗がある方は厳しいかもしれませんが、読んで損はないと思います。
「人はなんで生きるか」の問いは三つ
- 人のうちにあるものは何か?
- 人に与えられていないものは何か?
- 人はなんで生きるか?
です。
「火を粗末にすると-消せなくなる」では
- 悪に対して悪を向かわせると悪化する
- 愛を持て
です。
「愛のあるところに神あり」ではキリスト教の愛を説いています。
「ろうそく」では悪を以て悪に抗するなと説いています。「悪を滅ぼしたつもりでも、実はもっとわるい悪を自分へ引き込むことになる(抜粋)」
「二老人」はもう、博愛という言葉しか思い浮かびません。無償の愛。じいさんすげぇ!
善と愛ってすごいね! 私もそういうものを書いてみたい。