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純粋理性批判の翻訳状況や翻訳方針、あと自分語り

ドイツ語原文の『純粋理性批判(Kritik der reinen Vernunft)』を翻訳中です。

二版(いわゆるB版)の方を翻訳しています。

現在の終えたのは目次と献辞、第二版序文、導入(普通は「緒言」と訳されている)、第一部門です。

肩(最近は背中と腕に移動)が痛くて長時間作業できないのと、カクヨムの「サイバーセキュリティ小説コンテスト」にリソース振っているので翻訳作業はほぼ中断状態です。

ゲーテのファウスト純粋理性批判も「小難しい」という先入観がある方が多いと思います(実際難しいですけれど)。でも一度は読んでも損は無い。まぁ、一度読んで全部理解しちゃったらその人は天才ですけれど。そのとっかかりとして、厳密な正確さは二の次にして、意訳と分かりやすさ、読みやすさを重視して翻訳しています。

その点においてはゲーテファウスト現代語翻訳版はまずまず成功したと勝手に思っています。献辞の部分は変になるので削りたかったですが、勝手に削ったらダメだと判断して冒頭に載せています。多分、試し読みは本文まで辿り着けないかもしれません。でもゲーテをリスペクトするには献辞は必要だと判断しました。本文ではファウストのゲスさとメフィストフェレスの人間味(奴は悪魔です)を出せたと思っています。

純粋理性批判は専門用語を排除しようと思いましたが、無理な部分があります。専門用語が存在するのはそれなりの理由があるのです。仕方なく、別の言い回しや噛み砕いた表現にしています。でも難しい文章です。

 

 

以下自分語り。

私は哲学者でも無ければ、哲学科卒でもありませんしドイツ語の正規の教育を受けていません(工学部早期卒業、院中退)。それどころか高校すらまともに卒業してません。教養が足りないのは重々承知してます。義務教育より上の教育は5年間しか通っていません。

そんな私でも本から色々学びましたし、独学で色々資格取れましたし、翻訳本を出せています。

まー本音は高校は普通に卒業したかったですね。青春時代が真っ黒ですよ。彼女も出来ませんでしたし。大学は大学で合コンしたくないランキング上位常連でしたし、工学部ですから女性が皆無(最後にまともに話した女性は中学の同級生くらい)。リア充もげろ。

本題から逸れましたね。言いたいことは、本(電書も紙も)は人類の叡智の結晶なので、どんどん読め。費用(時間とお金と気力)は後から回収できる(実際私は出来たと思っています)。図書館もいいぞ。でも血肉にしたければ気に入った本は何度も好きな時間に読めるように手元に置くと良いぞ。

 

以上。