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読書について(アルトゥール ショーペンハウアー) を読んで

読書について (光文社古典新訳文庫)を読んだまとめ。

  • 自分で考えずに鵜呑みにした知識より、量はずっと少なくともじっくり考え抜いた知識のほうが遙かに価値がある。
  • 自分が知っていることをあらゆる方面から総合的に判断してはじめて知識を完全に自分のものにできる。
  • 多読に走ると精神のしなやかさが失われる。
  • 学者、物知りは書物を読破した人。思想家、天才、世界に光をもたらし、人類の進歩を促す人とは世界という書物を直接読破した人。
  • 無知は人間の品位を落とす。しかし人格の下落が始まるのは無知な人間が金持ちになったときだ。
  • 多くの学者は多読のために愚かになっている。
  • 良書は頻繁に読んでも読みすぎることはない。悪書は知性を毒し、精神を損なう。
  • 良書を読むための条件は、悪書を読まないこと。なぜなら人生は短く、時間とエネルギーには条件があるから。
  • 重要な本はどれもみな、続けて二度読むべきだ。

全編にわたり鋭かった。